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2023.11.30 ホテル周辺情報

「壺屋陶器まつり」に行ってきた!

沖縄の陶器「やちむん」。
沖縄の方言で焼き物のことをいいます。沖縄の風土を感じる絵付けや職人さんの手仕事を感
じられる器は県内外ファンが多く、窯元・販売店が集まる「壺屋のやちむん通り」、「読谷
のやちむんの里」は人気の観光地です。
最近では沖縄料理屋さんだけでなく、レストランや雑貨店でも見かける機会が増えたので、
沖縄観光にきたら1度は目にする機会があるのではないでしょうか。

今回はそんな人気のやちむんの窯元が20以上集まる人気のイベント「壺屋陶器まつり」に行
ってみたのでその様子をレポート!やちむんの魅力を感じていただければと思います!

それではご覧ください!
ホテルブライオン那覇スタッフがおススメする壺屋陶器まつり!
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目次
1.沖縄の陶器「やちむん」とは
2.「壺屋陶器まつり」に行ってみた!
開催場所マップはコチラ
https://00m.in/BSlRF
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1.沖縄の陶器「やちむん」とは

沖縄の方言で「焼き物」という意味を表すやちむんは、16世紀頃に薩摩から朝鮮人の陶工
が陶芸の指導に訪れたことが始まりとされています。
その後、1682年に琉球王朝の尚貞王が沖縄県内各地に点在していた陶工たちを那覇市壺屋に
あつめたことで「壺屋焼」が生まれました。その歴史はなんと400年以上。

明治になり、他の地域から安価な陶器が手に入るようになると、壺屋焼きは一時衰退の危機
を迎えましたが、1926年頃に起こった「民藝運動」によって、やちむんの日用品の中にある
美しさが全国に知れ渡ることになりました。
その後那覇市では、やちむんを焼く登り窯からでる黒煙が公害問題となり、多くの陶工たち
は那覇から読谷村に移り、できた陶芸村が「やちむんの里」です。

現在もやちむんの里や壺屋では窯元や多くの販売所が集まり、人気の観光スポットとして賑
わっています。

【壺屋やちむん通り】

2.「壺屋陶器まつり」に行ってみた!

それではやちむんとの出会いに胸高鳴らせて壺屋陶器まつりへ出発!
毎年会場は「壺屋小学校」のグラウンド!
ゆいレール牧志駅の目の前にある小学校なので、アクセスも便利ですよね。

出迎えてくれるシーサーの下には現代の名工、高江州育男さんのお名前が!
入り口からやちむんの街ということを感じてしまいますね。

グラウンドにはずらっとテントが並び、県内21の窯元が出店されていました。壺屋陶器まつ
りでは通常の価格よりも安く販売されていることもあり、多くの方で賑わっていました!

●育陶園

まずは壺屋で約300年の歴史がある壺屋焼の窯元「育陶園」さんのブースへ!

美しい唐草文様の線彫りが目を惹きますよね
老舗としてその歴史と技術を受け継ぎながら、多くの挑戦をされており、壺屋やちむん通り
にいくと、育陶園本店とは別に「Kamany」「Guma Guma」「Etha」「nan*ne」と
テーマの違うやちむんのお店を展開され、行くたびに発見があります!自分好みのやちむんを探しに
是非足を運んでみてください。。

●陶眞窯

県内屈指の大きな工房の「陶眞窯」さん。
この美しく大胆な唐草の絵付け「みたことある!」という方も多いのではないでしょうか。
国の伝統工芸士でもある相馬正和さんが主催する窯元で、伝統的で、美しく多彩な柄の器
は、食卓に彩を添えてくれます。

●新垣製陶所

壺屋焼の特徴である「赤絵」「線彫り」をはじめとした伝統的な技術を継承している新垣製
陶所さんの器は、力強く、どこか沖縄らしさも感じる作品がたくさんならんでいました。
新垣製陶所さんの魚紋のカラカラで泡盛を楽しむかっこいい大人になりたい!

●幸陶器

個人的には幸陶器さんのおすすめはこの飛びかんなの器です。
柔らかいボーダーの色の組み合わせの中にあるとび鉋の模様が食卓にすごく馴染んで可愛ら
しいんです。マカイ(お茶碗)を色違いで揃えたい!

●十九三窯

あおいシーサーが目を引く十九三窯さんのブース!
どこか沖縄の海をイメージさせてくれる十九三窯さんの青い器。観光のお土産としても人気
で、食卓で沖縄を感じられるのがいいですよね。贈り物としても喜んでいただけるのではな
いでしょうか。

このほかにも清正陶器さん、小橋川製陶所(仁王窯)さん、島袋陶器所さん、常秀工房さん、
江口窯さん、陶糸さん、陶藝玉城さん、石倉陶器所さんなど見どころしかない陶器まつりで
した!

壺屋陶器まつりは毎年実施されており、こういった各窯元の販売以外にも、壺屋焼について
のパネルが展示や、オークション。「カーミスーブ」といわれる陶工たちが与えられたテー
マの作品をいかに早く美しく仕上げられるかを競う競技が実施されたり、さらには旗頭をみ
ることができたりとイベント盛りだくさんのお祭りです。

このお祭りの他にも、沖縄県内やちむん市のような形で毎年実施されている催しがあります
ので、ご興味があれば是非手仕事でつくられる器の美しさを実際に感じにいらしてください。

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